予約ページを3タップにしたら自社予約が2倍になった話

24時、スマホを置く前に……
今日も投稿した。
写真も選んだし、キャプションも考えた。
インサイトを見ると、保存数もリーチも悪くない。
フォロワーも先月よりちゃんと増えている。
なのに、今日届いた予約通知は、OTAからが2件。
公式サイト経由は0件。
「フォロワーは増えているのに、なぜ自社予約に繋がらないんだろう。」
そう思いながら布団に入った夜が、私にもありました。
【フォロワーが増えても、予約は増えなかった話】
これは私自身の失敗談です。
コロナ禍に入る2019年、大和屋別荘のInstagramを頑張っていた時期がありました。
半年でフォロワーは4,000人まで伸び、数字だけ見れば当時だと大成功アカウントを生み出していました。

でも、自社予約の比率はほとんど動きませんでした。
投稿を頑張れば頑張るほど、「なぜ届いていないんだ」という焦りだけが積み上がっていく。
あの頃の私は、それが分かりませんでした。悔しかった。
後から分かったことですが、これは投稿の質の問題ではありませんでした。
"見てもらう"ところまではSNSの仕事です。(PV)
でも"予約してもらう"のは、その先にある別の設計の仕事なんです。(CV)
問題は「投稿」ではなく「その先」だった
SNSから予約が生まれるまでには、実はいくつもの関所があります。
・投稿を見る
・プロフィールを開く
・リンクをタップする
・公式サイトのトップページを見る
・予約ページまで辿り着く
・日程 / プランを選ぶ
・予約を完了する
この一つひとつの関所で、人は離脱します。
投稿がどれだけ良くても、途中の関所が多ければ多いほど、たどり着く前に離れていく人が増える。
▶︎これは経営者の努力不足ではなく、構造の問題です。
私は2020年8月ごろ、大和屋本店の予約導線(公式HP)を実際に見直しました。
きっかけは、自分のスマホで自分の宿を予約してみたことです。
導線は、【TOPページ→「ご予約」→日程選択→プラン選択→予約する】という流れになっていました。
数えてみると、思っていたより関所が多いことに気づきました。
また改修前のHPはそもそもTOPページ中盤にしか予約導線がありませんでした。
未だにそんなHPをお使いの宿も多いのではないでしょうか?
--旧HP--

そこで、
スクロールに合わせて予約導線が追尾するように修正し
どのページからでも予約にコンバージョンし易いように意識してHPを作り直しました。
--新HP--

なお、この見直しによって自社予約比率は2倍まで伸びました。
(約10%→20%)
何気ない改善ですが、
SNSを頑張る前に、まずは自分のHPを俯瞰して見てみましょう。
今夜できる、ひとつだけの打ち手
打ち手は、実はひとつだけ。
今夜、ご自身のスマホで、自宿を実際に予約してみてください。
Instagramや𝕏Twitterのプロフィールリンクをタップして、
予約完了までに何回タップしたか?、数えてみてください。
目安は『3タップ』です。
・プロフィールリンクをタップ
・日程とプランを選ぶ
・予約を確定する
もしこれが5タップ、6タップとかかっているなら、
SNSの投稿の頻度や質を変える前に、直す場所が違うかもしれません。
投稿を増やすことは、漏れているバケツに水を注ぎ足すようなものです。
まず自分でできること、そして
まず今夜、ご自身のスマホで自分の宿を予約してみること。
それが最初の一手だと思います。
数えてみて、初めて見える景色があります。
ただ、現場を回しながら導線を作り直す時間まで確保するのは、正直なところ簡単ではありません。
私自身、本業の合間にこれをやるのに苦労しました。
もし、その設計ごと任せられる担い手が必要になったときのために、無料の料金シミュレーションという選択肢もあります。
--ニナイテ--
